舞いあがれ！・・・そして吐血。

朝ドラを久しぶりに観ています。

朝ドラを初めて能動的に観たのは「私の青空」（2000年放送）でした。なぜ唐突に観始めたのかと言えば、社会人になって初めて「観られる環境になった」からです。

　遠回しな言い方をしておりますが、要はこの年に初めてプータローになったんです。幼児でもなく学生でもなく勤労者でも専業主夫でもない・・・「はじめてのプー」です。「お母さん情けない・・・こんな子に育てた覚えはオヨヨ・・・（死語）」でおなじみのアレですよ。

　しかしそこはそれ、アントニオ猪木の自伝を中高生の時にむさぼり読んでいた私は同著の一節「乞食になるなら世界一の乞食になれ！」とばかりに「せっかくプータローになったのだからプータローにしか出来ないことをしよう！」といろんなことにチャレンジしたわけです。

　朝ドラを観始めたのもそのひとつ。なにか大きな勘違いをしているような気もしますが、きっと猪木さんは気にしない。だからイノキイズムの遺伝子を継ぐ私も決して気にしませんでした（気にしろよ！）。

　ほどなくして朝ドラを観なくなったのも「観られなくなったから」で、要するに再就職したからです。もちろん録画して夜観ることはできましたが、僕にとって朝ドラは『プータローであること」の存在証明のようなものでしたから、録画してまで観ようとは思いませんでした。

　それからさらに時が流れ、昔も今も敬愛してやまないももクロさんのリーダー百田夏菜子さんが朝ドラ「べっぴんさん」（2016）に主役級で抜擢。私は百田夏菜子さんをひたすら応援するという純粋無垢な思いで朝ドラ視聴を再開しました。ほどなく「べっぴんさん」が終了し、惰性で「ひよっこ」は観たものの、「わろてんか」にはどうしても馴染めず結局は途中から全く観なくなりました。

　それから5年。
「舞いあがれ！」ですよ。
もう毎日毎日泣いております。

子供が熱を出したといえば泣き。
子供が寝坊したといえば泣き。
子供がお皿を割れば泣き。
子供が走れば泣き。
子供が凧をあげれば泣き。
子供が父を励まそうと模型飛行機を作ろうとするだけで泣き。

　もうこの情緒爆弾の連日大空襲には耐えられそうもない・・・と思っていたところで子供時代編が終わったので助かりました。

　ちなみに今回5年ぶりに観ようと思ったのは・・・私がまいんちゃんをマジ天使と崇めているからです。思えば13年ほど前、私は「クッキンアイドル　アイ！マイ！まいん！」を観て衝撃を受けました。いえ、衝撃どころではありません。体調をリアルに崩してしまいました。何故かって、まいんちゃんが可愛すぎたからです。

　まいんちゃんが歌って踊っている特典DVD映像を観た時、大袈裟ではなく本当に吐きそうになりました。「あまりの可愛さに吐く」ということが本当にあるんだとこの時に知りました。

　胃酸の逆流によるものだと思いますが「グフッ！吐血！」というのはきっとこの延長線上に間違いなくあるものなのだと思い、私はそれからずっと購入したDVDを観返すことが出来ませんでした。死んじゃうから。

　そのまいんちゃんが13年の時を経て、なんと「舞（まい）」という名前で連ドラ初主演ですよ！！「I（アイ）」が「舞」で「まいん」ですよ！！そりゃジャムの瓶詰めをこぼしただけでおじいちゃんは大泣きしますよ！「お父ちゃん元気がないから、これ作って元気だしてあげたいんや」とか言われたらそりゃもう死ぬまで働きますよ！！

　ああもうつらい。
毎朝つらい。天使がまぶしすぎてつらい。
日記にオチをつけられないくらいつらい！

(꒪ཀ꒪)・∵. ｸﾞﾊｯ!!

GachifloZ