綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

歩きたばこの憂鬱

歩きタバコをしているキチガイを見ると心底「死ねばいいのに」と思う。
出来れば八つ裂きになって死ねばいいと思う。
さぞやスッキリするだろう。

 

しかしなんでこんなに腹が立つのだろう。自分だって吸ってたのに。
自分だって歩きタバコにポイ捨てしょっちゅうしてたのに。

(路上喫煙禁止になる前だったからまあ百歩譲って歩きタバコは許されるとしてもポイ捨てはあの頃からダメだったような気がする。つーかポイ捨ては条例とか規則以前の問題だよな・・・死ねばいいのに)

 

ひとつには純粋に臭い!というのがある。
ひとつにはルールを守れ!というのがある。
吸わなくなった自分に対する嫌悪感のようなものもある気がする。
「なに煙草やめてんの?健康志向なの?バカなの?」みたいな。

 


大学1回生のとき、憧れていた3回生の星野先輩とようやくデートにこぎつけた。
星野先輩はとても美しい先輩で「大人の女性」って感じだった。
当時の星野先輩は21歳だから今思えばむしろ少女だったのではという気もするが、僕には憧れの大人の女性だった。

 

星野先輩は僕を行きつけのバーへ連れていってくれた。
そこのカウンターでグラスを傾けミニスカートから伸びる細い足を組んで星野先輩は煙草に火をつけた。

「ほ、星野先輩たばこ吸うんですね!」と言うと彼女は「吸うよ」と軽く微笑んだ。

もうドキドキギンギンギラギラでたまらなかった。
きれいな女性にこんなにもカッコよく煙草を吸われたらそりゃあもうたまりませんよ。

 

僕と星野先輩がその後どうなったかはさておき、その日から僕は喫煙者になった。
だって本当に格好良いんだもの!!

 

 

そんな淡い想い出とは程遠い令和6年に歩きタバコをするバカ!
本当に死ねばいいのに。
煙いんだよ!!臭いんだよ!!
カッコ悪すぎなんだよ!!

 

自慢ではないが自分はロクな人間ではない。
ろくなもんじゃねえどころの騒ぎではない自分だが、それでも歩きタバコをするゴミクズには怒りを禁じえない。

 


あー、七草粥を食べなかった。
きっと病気になるなー。
歩きタバコしてたあのゴミクズどものせいだ。
絶対化けて出てイヌのウンコ踏ませてやる。


GachifloZ

 

全然関係ないけど、最近たばこじゃなくて煙だけボワッと出すやつあるじゃないですか。ニコチンタールゼロみたいな。

このまえあれを歩きながらボワボワふかしてるバカがいて、「あれは煙草ではないからルール違反ではないな・・・臭くもないしな・・・これは怒る理由がない・・・のか?」と一瞬戸惑いましたがとりあえずバカ認定だけしておきました。おめでとうございます。