綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

空間X脱出 (髪を切りました)

こんちは。
BABYMETALちゃんのライブアルバムCDが米独英のiTunesメタルアルバムチャートで1位となっています。写真は僕のUSアカウントのスクショですが、METALジャンルのトップにマリリンマンソンらと並んで表示されるという推されっぷり。気がついていないのは日本のマスゴミだけで、やっぱりものすごいこと。

「そうは言ってもMETALはキャパが小さいからな・・・」とも思ったのですが、ロックアルバムチャートでも全米8位。日本のアイドルのライブCDが全米ロックアルバムチャートベスト10入りってやっぱりちょっとトンデモすごいです。


時間があったので床屋さんに行ってきました。女の子に「だいぶ髪が伸びましたねー」と言われたので切りに来たのです。だいたい髪が伸びると髪が伸びないところが目立ってしまい、気になって仕方ない。そんな時は発想の転換、一番薄いところに全体の長さを合わせればあら不思議、「薄い」という定義ができなくなるのです。自分がジジイのように感じるのは若い子の周りにいるからで、超ジジイの周りにいれば超ヤング。そんなものです。

しかしこの理髪店、僕にとっては鬼門。
よく病院が「おばあちゃんたちの社交場」と言いますが、街の理髪店はさしずめ「おじいちゃんたちの社交場」です。僕はアスペルガーではありませんが引きこもりの対人恐怖症という社会不適合者ですから本当にこの「社交場」が苦手なんです。

客「やっぱりね、女は家を守らないと!ろくな子供が育たないよ!」店主「ですよねー!」
客「俺の友達がね、フィリピンの水商売女と結婚してさ、もう悲惨なことになってて。だから俺はやめとけ、日本の女にしとけって言ったのよ!」店主「ですよねー!」
客「弟が◯◯会社の子会社の社長なんだけどさ、俺には頭上がらないよ、ハッハッハ」店主「さすがー!」
客「ダメダメ、若い奴らは根性なくって。話にならない!」店主「ですよねー!」

・・・等々とお客さんと店主の会話は弾んでいる横で僕は黙ーって目をつぶっていました。
頭の中ではいちいちその客の言葉に反論しているのですが、もちろん口には出しません。「生まれ変わっても床屋さんとこんなジジイにはなりませんように」とそればかり考えていました。


先日ももクロさんが解体寸前の日本青年館という(武道館や東京ドームに比べれば)小さな箱でLIVEをしました。去年は国立競技場や日産スタジアムという大箱をたて続けにフルハウスにして女性アーティスト観客動員数NO.1になりましたが、今年はあえて毎月キャパ2000人程度のライブハウス周りを毎月行うとしています。

なんていうのかな、全米トップ10も凄いし観客動員数NO.1も本当に凄いけど、そういう勲章と「真価」というのはやっぱり別のような気がします。床屋のジジイ客の言っていたことはもしかしたら正しいのかもしれないけれど、それでもやっぱりこんなジジイにはなりたくない。でもそれを言い訳に現実から目を背けて逃げまわるような人生も送りたくない。


「はい、終わりましたよ」とおばちゃんに言われ目を開けると鏡には少し前の僕とは違う僕が映っていました。
今日もがんばるぞい。

GachifloZ