あなたがわたしにくれたもの
昔好きだったLP(死語)です。
車のエンジンスタート音や走行音、ドアの開閉音(笑)などを収録したアルバム。大好きでよく聴いていましたが、今思えばやっぱり病気っぽい。
先日ラジオで換気扇のファン音でメーカーはおろか機種名年式まで当てるという「換気扇マニア」の方が紹介されているのを聴きました。あれもすごいなあと思いますが、やはり凡百の市井の民には理解できないでしょう。でもすごい。
僕にも誰かに誇れるものあるかしら、とたまに考えますが何にもありません。何か誰よりも出来るものがあるひと、うらやましいな。そうなりたいとは思わないけど。
だって何かを得ている人はかならずその代償として何かを失っているものだから。
そして逆もまた真なりで、何か途方も無いものを失った人はその分なにかを得ている。それが望むものであるかどうかは別として。
若い頃はお金をたくさん持っている人が羨ましかったけど、おじいちゃんになるまでにたくさんのお金持ちを見てきて、もう100%共通して思ったことが「ああ、こうはなりたくない」だった。
ほとんど家に帰ることのない人、近づく人すべてが信じられない人、周りが全てご機嫌取りの醜悪な人間ばかりの人・・・ああ嫌だ嫌だ。
今のまま、100億万円くらい手に入らないかな。
ああでもそうしたら100億万円分の何かを僕は失うのか。
それなら100万円くらいでいいかな。
いや、1万円くらいでいいか(笑)。
ううん、やっぱり今のままでいいや。
GacifloZ