綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

杜子春の超絶ドミノ倒し


こんにちは。
人が一生懸命並べたドミノをセクションごとに片っ端から倒したくなってしまうGachifloです。死ねばいいのに〜(・∀・)。

ここだけの話ですが、僕は基本的に計画だてて物事をひとつひとつコツコツ進めるということが大の苦手です。
貧乏性だからなのか社会人時代に(今はなんなんだ?)「時間生産性」なるまやかしの神話をひたすら叩きこまれ強制されてきたからなのか、いずれにせよ何事も常に同時進行で物事を進めるクセがついてしまっているのです。こつこつ地道に、とかほんと無理。
例えば朝食を作っている時もスクランブルエッグを焼きながらレンジで冷凍したブロッコリーをチンしつつトースターでパンを焼いていないと気が済みません。出勤したらまずパソコンのスイッチを入れてコーヒーを淹れ、連絡書類に目を通し、席についた時には起動が終了していないとイヤなのです。

「こつこつ進める」というのと「要領よく効率よく進める」というのは必ずしも相反するわけではありませんが、すくなくとも長い道筋を一歩一歩進むというのはどうにも耐えられません。そんなことするくらいなら立ち止まってワープ航法を考えちゃう。ああ、なんてロクデナシなんでしょう!路傍の花にこそ尊い真実が隠されているのかもしれないのに!

ドミノはセクション毎に作ったとしても倒し始めるのは必ず一箇所ですから僕はひとつひとつ順番に各セクションが倒れていくのが待ちきれずイライラしてしまうのです。全部いっぺんに倒せばいいやん!どうせ倒すんだから!と考えてしまうのです。
僕は過去が連続してつながり現在があるのだという感覚があまりありません。なんというか複数の「今」が同時進行していて、それをあっちこっち渡り歩いている状態が現在であるというような錯覚を持っています。
拡散波動砲というか、エントロピー増大の法則というか、万物はアクションごとに常に姿を変えて手を変え品を変え拡散しているような気がします。そしておじいちゃんになった僕の中ではもはや世界が拡散しすぎて全体が見られなくなっているのでしょう。
これはコツコツ世界をつなげ、紡ぎ、ひとつひとつ真理を積み重ねている人には実に迷惑なことです。こっちはその場その場しか見ないで動いちゃうんですから。そしてまた誰かを傷つけ、その反動で落ち込み、夜な夜なクダをまくというこの悪循環。ずっとヨガの眠りについていればいいのに!!

生き方は人それぞれ、効率がいいことが正しいとは限らないし、回り道こそが真実に辿り着ける場合だってあります。実際自分に限っての話でもレールを外れてはじめて見えたものがたくさんあります。仕事もそうだし、恋もそうだし、家のことだってそうです。
だから自分のモノサシだけで判断しないように、できるだけおおらかに、おだやかに、広く大きな視点をもって生きていきたい・・・けどこれがぜんぜん出来ないんだよなあ(T△T)。バカはやっぱり死ななきゃ治らないんでしょう。
GachifloZ