綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

TIME FOR L-GAIM


会社の給湯室で若い子たちがサッカーの話をしていて。アルディージャがどうでエスパルスがこうでジェフは最近云々と。
ワールドカップの時だけサッカーファンになるような人が多い中、ちゃんとJリーグを応援していて偉いなあと思いつつ自分はなんと中途半端なんだろうと。

僕は横浜FCしか興味ないし、それだって今年久しぶりに三ツ沢行きましたって感じだし、選手もほとんど知らない。スポーツニュースで「ああ相変わらずここらへんにいるのか」と順位を確認するくらい。でも好き。


さっき書いてて消した日記に好きな食べ物をつらつらあげていたんだけど、これも中途半端というか偏ってるんだよな。

おにぎりが好きでラーメンが好きで、つけめん、カレー、チャーハン、うどん、そば、とんかつ、天丼、お寿司、たい焼き、パンケーキ、喫茶店の厚切りトースト、二郎…とどんどん広がって際限がない。でもぜーんぜん深くない。

映画にお芝居に読書に絵画に音楽に散歩にお料理にドライブといくらでも書くことはあるんだけどとにかく浅い。例えば映画好きの人には「えっ、○○も観てないのに映画好きとか言わないで下さいよ…」と笑われるレベル。でも好きなんだよ、いやマジで。


昔、プロレスラーが「パンチはボクサーを凌ぎ、キックはムエタイを凌ぎ、投げは柔道家を凌ぎ、関節技はサンビストを凌ぎ…」みたいなことを言っていて、でも実際はそのどれかを極めた人たちのほうが強かったり、最終的にはそれらを凌ぐどころか「ボクサーにはパンチを打たせず寝技で勝負し、サンビストには寝技をさせず打撃戦に持ち込む」みたいな戦い方のほうがREALな戦いでは実践的だったりして、僕はやっぱり要するに間合いこそが勝負の「キモ」で、適応力対応力こそが生き抜く術だよなと思っているのです。

「なんでも出来る」は「なんにも出来ない」で、同時に「なんにもさせないことも出来る」わけですが、やっぱり「これだけは誰にも負けない」みたいなのに憧れます。


「生き方が本当に下手」とよく言われます。自分でもそうだなあと思います。泣きたくなります。確かなものが何もないねと誰かが歌っていましたが、本当にそんな感じです。

でもそれが自分ならしゃあないですね。そこから行けってことです。大切なのはいつもここからなのです。

GachifloZ