綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

すべてはタマタマ。

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というわけで。
けっこう我ながら心の奥底まで深く染み込んでいるPTSDだけれども、うーんやっぱり結構平気。
平気なんだよね。不思議なほど。

やっぱり経験値なんだろうと思うんだけど・・・ここまで行ったらヤバイ、ここまでなら平気っていうのがわかっているんだよね。
どんなことでもそう。
荻窪二郎の小ブタヤサイニンニクは平気だけど本店の小ブタヤサイニンニクはやめとけ」みたいなのがあらゆる場面で効くんだよ。

ガスの抜き方もわかっているし、抜き加減もわかってる。
応用力というか、臨機応変というか、そういうのがわかってきたから今こんなに楽なんだろうと思う。

五郎ちゃんじゃないけど、「オレは今何を食べたいんだ?」みたいな自問自答をこれまであらゆる場面で繰り返してきて、食いすぎたり食わなすぎたり、倒れたり病院のお世話になったりも散々してきた。ダイエットしたら栄養失調の診断が下りるまでやったし、酒は救急車で運ばれるまで飲んだ。まだ若い無茶が効くうちにどんなことも徹底的にやってきたから今のほほんとしていられるんだろう。

今はもう言葉もうまく操れない。
さっき、タンブラーで「下がりはじめたマイモチベーション」という投稿が流れてきて、ああ本当に素晴らしいな、オレも昔はこんな素晴らしいことが言えてた気がするな、今はもう見る影もないな、哀しいぜとひどく落ち込んだ。
気の利いたウイットとエロに富んだ文章はもう書けないけれど、でもそれだって考えてみればインターネットが普及する前でよかった。今あの頃のように自分の性癖なり性体験なりを赤裸々に勢いで書き連ねていたらとんでもないことになっていたような気がする。

なにもかもがちょうどよかったんだ。きっと。たまたま。

ピンチを切り抜けたことは枚挙に暇がない。
でも、今苦しんでいる人に「こうするといいよ!」とは言えない。
だってオレのはたまたまだもの。

僕は苦しんでいる人たちに、過去のオレのような人たちに、何をしてあげられるのだろう。なんと言葉を掛ければいいのだろう。
言葉が見つからない以上「あんなバカでも生きていけるのなら私もきっと大丈夫だろう」と笑ってもらえるよう、明日もエロなことを考えながらとりあえず生きていこう。
とりあえず。

GachifloZ