綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

独占ももクノ60分金沢大会観戦。そして謎の巨大観音像を観た!


こんちは。
どーしてもまとまらないので箇条書きで覚え書き。自分用。そして自慢用。


出発の日の朝。朝は服薬の影響で起きれないはずのカミさんと放っておけば夜まで寝ているはずのガールズがしっかり5時に起きてくる。

脳出血の後遺症で高地には行けないはずのカミさんが飛行機に乗る。軽井沢に行った時ですらめまいを起こしていたくせに。雲の上で再出血でもしたらどうしようとハラハラするが言って聞く人ではない。言ったら怒られる。いや、殴られる。

羽田までは車で行ったのだけれど、出発は羽田空港第一ターミナルなのにカミさんが予約した駐車場は第二ターミナルだった。いわゆるイジメである。体罰である。
第一の出発カウンターのあたりで皆を下ろし、僕だけ車を第二に向けて走らせた。第二ターミナルの予約専用駐車場で身障手続きなどをすませていると1号から電話。「パパちゃん!ももクロちゃんたちがいるよ!一緒の飛行機かも!」・・・走った。取るものもとりあえず第二から第一へダッシュした。おじいちゃんなのに。しかし遠い遠い。体罰どころではない。虐待である。

第一ターミナルに着いた頃にはももクロちゃんの影も形も見えず、勝ち誇ったようにロビーで朝ごはんを食べているカミさんとガールズ。悔しいのでとっとと搭乗手続きを済ませようと急がせた。

検問所のおっさんに「カイロは持ち込めません」と怒られる。ホッカイロじゃなくてジッポーオイルカイロ。どうせならお姉さんの検査官に怒られたかった。カミさんには「当たり前だろバーカ」と怒られた。

カイロを空港に預けて機内に乗り込みガールズとだべっているとまさかまさかのももクロちゃんご一行が乗り込んできた。いやっほうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!

僕は搭乗口近くの席にギャラパーを着て乗っていたのですぐ彼女たちの目についたようで(そりゃそうだ)れにちゃんににっこりスマイル会釈をもらった。他のメンバーもみんなニコニコしてくれた。いや、あーりんだけはちょっと「あーあ」って顔をしていた(理由はあとでわかる)。

うちは初代iPadとiPhone4をヤフオクで売ってなんとかiPadminiを出費ゼロで買えないものかと画策しているほどの億万長者なので良い席を取っており、僕らの席のすぐそばに彼女たちは座った。お互いリッチになったもんだ。しみじみ。

もう一挙手一投足が間近なので僕は失禁しそうだったけれど、そこはやはりクズノフと呼ばれることのないよう記念撮影どころか声を掛けることもせずひたすら静かに自席でじっとしていた。
ただ、チラ見はした。身を乗り出すようなことはしなかったが、顔の向きは変えずに一挙手一投足をチラ見した。それくらいはいいよな!・・・ダメか?やっぱり。すいません。

空港に着いて降りるとき、カミさんなんてしおりんに「あ、どうぞお先に」とか逆に声かけられてやんの。ブッコロだよブッコロ!でもまあ俺もまた超至近距離のニコニコ笑顔たくさんもらったからいいや。

本当にすぐそばの席だったので僕はももクロちゃんに続いて飛行機を降りる形になり、空港到着出口まで(ずっと沈黙を保ちつつ)超至近距離で後を追いて歩いた変態家族4人である。

空港出口を出て、ももクロちゃんたちは用意していた車に乗り込み、僕らは金沢駅行きの空港リムジンに乗り込んだ。僕とカミさんは興奮冷めやらず。でもガールズたちは結構冷静。まああいつらも小学生のくせに古参だしな。デパート屋上の握手会やら秋葉原ももクノでの子供タイムやら戸田での子供祭りやら散々っぱら直接的接触してやがるのでテングになってんだよ。テングに。いちどシメなきゃあかんな。

金沢駅についてすぐ会場行きの直通バスに乗り換え、現地へ向かった。まあ現地のレポはいろんな人がやっているので割愛するとして、印象深かったのは以下の通り。

朝の飛行機であーりんがハサミを機内に持ち込もうとして怒られた話。飛行機の中の様子に合点がいった。ニヤリ。

カミさんが「れにちゃんが何やらモゾモゾしていた」と言っていたがおにぎりを落としてしまったためだとわかりニヤリ。

夏菜子ちゃん抜きの怪盗少女でしおりんの前転、れにちゃんとあーりんの側転からの3人でのえびぞりジャンプ。二度と観れないなとニヤリ。

まあほかにもたくさんニヤリ。
詳しくはこちら。
3人えびぞりジャンプも!ももクロ金沢で「ももクノ60分」

それにしてもももクノのコストパフォーマンスは凄い。時計があるだけでステージセットも何もなく、ただ椅子が並べてあるだけ(もちろんマイクとスピーカーはあるが)。それだけで5000人以上を二回公演、のべ1万人を超す人が地方都市に集まり、金を落とす。出演者は少女5人だけ。

その昔、まだプロレスがプロレスだった頃、レスラーがシューズとタイツだけで世界を駆けまわり観客を魅了していたように彼女たちはマイク一本で日本中をかけまわり、人々を魅了している。小細工抜きにナマ歌とダンスだけで笑顔を運んでいる。本当に素晴らしい。


二回公演が終わって金沢へ戻り、加賀温泉へ向かう。ガールズは自分でドアを開け閉めする電車に初めて乗り、驚いていた。敢えて靴に穴があくまで同じ靴を履き続けるほどの大金持ちなのにわざわざ各停に載せた甲斐があった。

ホテルで食事を取り、温泉に入った。混浴ではなかった。まあお客さんも少ないし混浴だったとしてもいつも通りガールズと入るだけだったんだろうけどさ。

風呂あがり、ポカポカしていたので部屋の窓を開けた。寝る前に閉めた。朝起きたらなぜか開いていた。凍え死ぬかと思った。

iPhoneの充電をしようと思ったのにコネクターが無い。どうやら車に置いてきたらしい。「ももクロちゃんがいるよー」というあの電話でテンパって置いてきてしまったのだった。おかげで二日目は携帯なしの生活に。でも自分が携帯依存症でないことがわかってよかった。全然苦にならなかった。

朝ごはん。ごはんに味噌汁、生たまごに納豆、海苔、焼鮭。日本人に生まれてよかった。

ホテルのプレイルームで卓球。でも自分自身球技は全くダメなのでガールズに教えてやることができない。スマン。

部屋に戻ってもう一度仮眠してチェックアウト。加賀温泉駅でものすごいものを見た。地上70mを超す大観音像である。下調べしていた観光案内には全く記載がなかったこの大観音を見て駅の観光案内で尋ねると、「あそこは・・・あまりお薦めできません」とお茶を濁すばかり。そんなこと言われるとますます行きたくなるじゃないか。

以下無断転載でご紹介。
ユートピア加賀の郷」は、石川県にある仏教系テーマパーク(これだけでも凄い)。1987年に総額280億円をかけてオープンした。73mの高さを誇る巨大な観音像のほか、千手観音が1000体以上も部屋を埋め尽くす三十三間堂、寺院、観覧車やジェットコースターなどを備えた遊園地、温泉、美術館、大型観光ホテルなどの施設で構成されていた。しかし経営不振から現在では多くの施設が半廃墟化している。一時は織田無道が経営に携わったが給料未払を引き起こし消息を絶っている。

詳しくはこちらを。
あなたの知らないアンダーグラウンドジャパンガイド

・・・行ってみるとわかるがまさに廃墟。本当にこれは廃墟マニアには垂涎のシロモノだ。廃墟マニアじゃないからわからんけど。つーか廃墟マニアになりそうだ。凄い。
記念写真をバシャバシャ取って金沢市へ向かった。


金沢でカレーを食う。
当初「カレーだ!金沢に行ったらカレーを食うのだ!」と言うオレと「そんなもん近所のゴーゴーカレーを食え!寿司屋でのどくろを食うのだ!ももクロあがりののどくろだ!」という阿鼻叫喚の地獄絵巻を展開していたオレとカミさんだったが、LIVEのしょっぱなにももクロちゃんが「わたしたち、ゴーゴーカレーアイドル!」と言ってくれたもんだから(衣装もゴーゴーカレーのパーカーだった)すんなり。黄色いギャラパー着てカレーを食わないわけにはいくまいて。

おみやげ屋さんでおみやげを買って、帰路。
羽田で夕飯をとっていたら店員さんもももクロちゃんファンらしく声を掛けられた。男だったのでガン無視をしようと思ったが、ガールズも一緒だったのでへらへらしといた。


羽田から自宅に帰る途中、天王州あたりのビル街を走っていると、つい数時間前までの寒村風景が幻のようだった。

家に着くとカミさんが何やら調べ物をしていた。
沖縄行きの飛行機の空席情報を調べているような気がしたが(来月は沖縄で同様のLIVEが予定されている)、きっと気のせいだ。

おっさんよ、我に帰れ。

GachifloZ
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