綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

そんなこと言われても。

人生思いのほか忙しい。
先日のベビメタちゃんLIVE(H27.6.21幕張)でひねった足首がいつまで経っても治らず、むしろ痛みが増してきたのでとうとうあきらめて整形外科へ行った。

流石に「アイドルのコンサートで倒れてくる人の波に巻き込まれ足首を捻挫しちゃいましたw」とも言えず、もとから左足は痛かったことをこれ幸いとばかりに利用して「先生、どうやら痛む左をかばって右足になんらかの負荷がかかったと思われます!」と、もっともらしい言い訳をしてみたものの、さすがはオレの選んだ病院。「これ、靭帯断裂寸前ですよ!何か自覚あるでしょ!?」とあっさりバレてしまった。うーん実に恥ずかしい。
しかし前々回の目頭の青タン、前回のアバラ圧迫骨折に続いて靭帯断裂(寸前)とはさすが悪魔のミサ、破壊力抜群だな!


と、そんなことはさておき、筋少の新曲「混ぜるな危険(のTVサイズver)」を昨日から繰り返し聴いているのだが、『そもそも出会うなっ!』というフレーズがなんともいえず気に入っている。「そ、そんなこといまさら言われても!」って感じでとても好き。早くフルバージョンが聴きたいな。


さてさて、かくいう私はあいも変わらず障害者関係の入所施設でほそぼそと運営のお手伝いをさせていただき口に糊をしている身なのですが、最近トミに思うことがある。それは「自分で気付いていないだけで、実はオレ自身が入所しているんじゃないのか?」という妄想だ。

障害のある方々をお世話しているつもりの自分が、実は「お世話をされる側」で、若い支援員のおねーちゃんたちに「今日も施設職員になったつもりでチラシの裏に意味不明の文を書いている。その他特記事項なし。」とかケース記録に書かれてるんじゃないかと、真実を知るのが怖くて仕方がないのだ。


今ここでこうしている自分は本当に今ここでこうしているのか?
過去幾度となくあった人生の分岐点のどこか、あるいはベビメタちゃんのモッシュッシュで実はオレは既に壊れてしまっているんじゃないのか?そして現実を受け入れられず、延々と自分に都合の良い妄想世界の中を生きているんじゃないのか?


前回だか前々回だかの日記で、とても考えられないようなめぐり合わせで再就職できたことを書いたが、それだって出来過ぎだ。その他にも3日坊主の詰め込み勉強で某国家資格がすんなり取れたこと、オレが出かけようとするたびにほぼ例外なく雨が止んで晴天になること、そもそもこんな鬼畜な人非人のオレが二人の姉妹の親となっている事自体がやはり信じがたい。
その他にも「ちょっと出来過ぎ」としか考えられないようなことが多々あるが、これも自分の妄想の中にいると思えばすべて合点がいく。いやむしろそれ以外考えにくいとさえ思える。


そしてきっとこうやって時折書きなぐる日記だけが現実世界とバイストンウェルの如き己の深層心理を唯一つないでいるのだ。

オレを日々お世話している若い支援員のおねーちゃんは、この日記を読むことのみでオレの頭の中で起きていることを知り、現実世界のぶっ壊れたオレに適切な支援を提供しているのだ。そうに違いない。

だから現実世界のオレを生きながらえさせるために妄想世界のオレは日記を書き続けなければならない。オレは支援員さんの「(支援に必要だから)書き続けてね」という業務上の声掛けをブログコメントあるいはDMと脳内変換し、「世界のどこかでこんなオレの駄文に目を通してくれる人がいる。なんと嬉しい事よ!」と施設のベッドの上で強烈な向精神薬により昏睡しながらきっとニヤニヤしているのだ。

だから書き続けなければならない。
書き続けなければ、オレが、オレの全てが消失してしまう。



・・・って話をガールズにしたら「ふーん」と言われてしまったのであった。

まあ虚構でも現実でもどっちでもいっか。
ラーメンでも食べに行こっと。

GachifloZ