綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

闇に光る目 (覚書:緑のサイリウム忘れずに)

ガールズ2号の机にはコミックスが何冊か並べてあるのだけれど、どれもこれも表紙カバーを外して並べられている。カバーはカバーで「汚れたらいやだから」と別保管しているのだ。
裸のコミックスが並んでいるのはあまり見た目がよくないのだけれど、外したカバーをまとめているものを見せてもらったらあたかも画集のようでとても素敵だった。

本屋で本を買うと「カバーつけますか」と聞かれる。大抵の本には既にカバーがされているわけで、これはカバーのカバーだ。もし本に付いているカバーが「汚れよけ」のためだったりしたらなんとも本末転倒な話だが、今の本は装丁に非常に気を配っているものが多いし、実際「装丁で本を買う」という人も多いように思うから、単なる「汚れよけ」でないことは間違いない。ならば本自体に必ずしも付けておく必要もなく、2号のように
付録気分で楽しむのもアリなのだろう。

僕はどちらかというと装丁で本を買うことがほとんど無い。中身が目当てだし、好きな作家だから買うか、好きなジャンルだから買うか、好きな人が読んでいる本だから買うか、そんなところだ。だから本屋でカバーをかけてもらわないし、読んだらそのまま本棚へ無造作に突っ込んでいる。

従って装丁に「クソムシが!」と書いてあっても気にしない。「これを読んだら男子にモテ度100%!」と書いてあっても気にしない。そんなのいちいち気にしていたらマキシマムザホルモンのアルバムはレコード屋のレジで買えないのだ。ももクロさんのアルバムジャケットやステージ衣装がどんなにダサくてもそれと彼女たちの素晴らしさは関係ないのだ。

でも装丁が素敵なものであるに越したことはない。
読んだ本の表紙を全部画像取り込みしてiPhoneの写真アプリでつらつら眺めていたら結構楽しいかもしれない。千冊以上あると思うからやらないけど(笑)。

さーて今日は新年初LIVE(鑑賞)だ。

GachifloZ