綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

消された時間 

24日、さいたまスーパーアリーナで開催された「ももいろクリスマス2014」に行ってきました。
ライブの模様はいろんなところでいろんな人がいろんな報告をしているので語りませんが、誰も語らないことがあるので書き連ねたいと思います。

それは衣装替えタイムの演出で披露された「社交ダンスタイム」。

「あれはいらなかった」「つまらなかった」というツィートはいくつか見かけたのですが、「素晴らしかった」というコメントはついぞ見当たりませんでした。
見当たりませんでしたが、何を隠そう尻隠そう僕がいちばん感動したのはあの社交ダンスコーナーだったのです。えーみんななんであの美しさがわからないかね!?

まるで映画に出てくるお城の中での舞踏会のような、あのきらびやかでまばゆいダンス。
ダンサーたちがくるくるくるくる弧を描いてターンするたびにふわりふうわりと大きく広がるドレスがキラキラと輝いて、本当に美しかった。本当に美しくてびっくりしてしまったのです。

これまで僕の中で「社交ダンス」というと、郊外の古びた駅前ビル3階で役所広司になりたい中年のおじさんと気分は草刈民代のおばさんがぎったんばっこん前後運動をしいてるイメージしかなかったのですが、やはりプロがやると違う。そしてそのプロが大きなステージでまばゆいスポットを浴びて舞う(踊るというより舞うという表現のほうがぴったり)と、こんなにも映えるものかと。

また、席がファミリー席だったので着席のまま中上階から見下ろして鑑賞するような形になっていたのも良かったのかもしれない。あれはアリーナでスタンディング状態のままステージを見上げるような角度だとちょっと楽しめないような気がする。ましてや握りしめたペンライトにいたってはそのやり場がない。

まあ様々な要素があると思いますが、少なくとも僕は本当に感動した。
ナタリーさんになら一枚くらい写真があがっているかと思ったけど全然ない。ロボットダンスの写真はあちこちにあったんだけどなあ。きっと記者さんたちもアリーナから観てたんだろうな。


あっ、ちなみにだからといって「お、おらも社交ダンスをやってみてえズラ!」とかは全然思わない。やってみたいと思うにはあまりにレベルが高すぎた気がします。

でも北欧の洋城で開かれるきらびやかな舞踏会には行ってみたい。
ぜひバルコニー席から観てみたいなあと思います。

GachifloZ