綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

ビッグ・セイフ作戦


世界中に日本の誇る「キャラ弁」を知らしめるべく保育園のお弁当を作るたびにこまめなアップロードを続けてきたFlickrのID&パスワードをド忘れてしまいました。最近こんなんばっかり。トホホ。

まあガールズもすっかり大きくなり、ついこの間まで「今日はミニー、明日はキティちゃん」といった感じの「パパちゃんかわいいキャラ弁ちゅくってねw」だったのが今や「パパちゃんッ!わたし三度の飯より飯が好きッ!!肉肉肉肉米もちろんデザートは別腹よッ!」な「ハラペコ弁当、夜露死苦Death!」な女の子ですからそんな弁当を全世界に知らしめる必要もないし別にいっか。
しかし子供は見たまんま成長するからわかりやすくていいですわな。

大人ってのは基本的に後退というか要するに頬のたるみや抜け毛はハゲしく気がついても心の成長に気付くことがなかなかに難しかったりします。
そんなんですから日々まじめにお仕事をしていればいたで「俺はいったい何をやっているんだろう・・・」とダークサイドに入ってしまい、ずっぽりモグラな魔の刻を過ごすこともしばしばなわけです。
でもそれを「大人なんだから」と我慢しているのも僕はよくないと実は思っていて、そんな時は迷わず「ああ帰りたい!帰りたいッ!今すぐ帰りたいッ!もし世界に『早くお家に帰りたい選手権』があったら俺が絶対ブッチギリで優勝なのに!」と心のTwitterで強烈にふぁぼってばかりいるのですが、結構それくらいでないと大人ってまじめに働けないものなんじゃないかと思うのです。えっ、俺だけ?

カミさんがぶっ倒れ、紆余曲折あって今の職場にお世話になってからもう10年になります。
毎月末に備忘録としてその月の報告書をファイルにまとめているのですが、12ヶ月×9年が過ぎて10年目に突入した時のファイル番号はNo.108でした。僕は煩悩の月数だけお仕事をしたわけで、これから少しはマシな社会人になれるといいのだけどなあと思いました。

それだけ長いことお仕事をしていればそりゃ多少なりとも成長してるはずなのですが、前述の通り自分ではあまり成長の自覚というものがありません。なんかこうダイエットに成功して念願のスリム体型になったのに、「ああっ、お洋服がブカブカ!どれもこれもブカブカで私は一体どうすればいいの?!」と四六時中戸惑っているような感じなのです。吉兆を素直に受け入れられないというか。

「もうなりたい自分になれていますよ、おめでとう」と悩める子羊たるおじいちゃんな僕にぜひともそう伝えて安心させてあげたいと思うのですが、本人だけが最後まで気が付かないってのもよくある話のような気がするのでこれまたいかんともしがたいところですね。

今日も昨日も身の回りの景色は同じように見えて、やはり日々違うものです。そしてそれに気付くのは本当に難しくて、だから僕は難しいことをあまり深く考えず、日々自分本位に考えてのんびり歩いているのです。早く帰りたいと言いながら真面目に仕事してたらきっといいことあるんじゃないかと思うんですよ。きっと。

GachifloZ