綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

果てしなき闇の彼方に


昨日黒い週末を30回くらいリフレインさせていたらなんだか「今日もどこかでデビルマン」が浮かんできて、さらに「夜霧のハニー」が浮かんできて、そうしたら止まらなくなってきて「ひとりぼっちのメグ」「あしたがすき」「ルパン三世のテーマその2」「宇宙の星よ永遠に」など古い古いテレビマンガの歌をずっと聴きまくっていました。21世紀生まれの少女たちと。
しかし古いアニメのEDというのはなんであんなに切ない曲が多いのでしょうか。「ひとりぼっち」だの「誰も知らない」だの「振り向けばひとり」だの、こんなのばっかり聴いてるからこんな人間になっちゃったんですよきっと。罪作りですね。


朝から鼻水がじゅるじゅるで喉が痛くおまけになにか寒くて仕方ないのですが、これはきっと気のせいです。なぜなら明日はぴあフェスだからです。
大槻ケンヂが詞を提供した「労働讃歌」が発売されてからちょうど一年、ようやく、初めて、ももクロちゃん筋肉少女帯が同じステージに立つとですよ。さらにはももクロちゃんを大好きなマキシマムザホルモンも出るとですよ。これは観ないわけにはいかんとですよ!

が、しかーし!明日は「お子様鑑賞エリア」をちゃんと用意してくれるももクロちゃんライブではないのです。ロックフェスなのです。オールスタンディングのロックフェスに半身麻痺のカミさんと車椅子の1号と小学校2年生を連れて行かねばならんのです!うう、これは飛行機に1歳児を同乗させて泣き叫ばれ、どこぞの物書きにキチガイクレームを入れられるという例のパターンなのか!?
まあでもみんな楽しみにしてるもんな。ももクリのチケット取れるかどうかわかんないしさ。紅白歌合戦の観覧チケットが当たるとも思えないし。そしたら今年の見納めだろうし、できることなら観せてあげたいんだけど。はてさてどうなることやら。


昨日の帰り、地下鉄の中で向いに座ってるお姉ちゃんが足を隣の席に掛かる感じで投げ出していました。最初はガラガラの車内だったので別に僕も気に留めていなかったのですが、ポツポツと席が埋まりはじめてもお姉ちゃんは一向に足を直そうとはしませんでした。やがてほぼ全ての席が埋まっても姿勢を変えることはしませんでした。お姉ちゃんは寝ているわけでもなく、本や携帯に夢中になっているわけでもなく、ただ手持ちぶたさに座っているのです。一人で二人分の席を占領したままで。僕はお姉ちゃんのおっぱいをじーと観察しながら「死ねばいいのに死ねばいいのに死ねばいいのに」とずっと呪いを掛けていました。
数駅先で乗ってきたオバちゃんがそこへ半ば無理やりオケツを突っ込む感じで座り、「さすがオバちゃんだ!」と僕は心の中で世界オバちゃん大賞をあげたくなりましたが、それにしてもあのお姉ちゃんはどういう人生を送ってきたのでしょう。気にならないのか気にしないのかわざとやっているのか。まあ答えは「バカだから」としか思えないのですが、それにしてもこのバカさ加減はいったいどうやって生まれるのだろうとしばらく考えこんでしまいました。ある意味本当に呪いが掛かっているのかもしれません。くわばらくわばら。

そういえばバッグなどに付ける妊婦マークというのがありますが、この話をカミさんにするといつも怒り出します。カミさんは身体半分が麻痺していますが、黙っていると普通の人にしか見えないので電車などで席を譲られることが無いのはもちろんのこと、優先席に座っていると白い目で見られるというのです。
まあそりゃそうだろうと思うので、僕は障害者手帳を首からぶら下げとくか、さもなければ(あんまりもう使わないけど)杖を持ち歩いたらどうかと言うのですが、どちらも嫌だそうです。「弱者扱いされるのがイヤ」という、「お前それ差別ちゃうのん?本人だからいいけども!」的な理由なのですが、僕はいつもそれ以上言うことが出来ず怒られるままでいるのです。
しかーし、この度東京都さんが内部障害や義手義足の方をパッと見でわかるようにとヘルプマークというものを作ってくれました。デザイン的にもまあ悪くはないし早速もらってくることにします。早く普及するといいのだけれど。

あーそれにしても明日どうなるのかな。
佳き日でありますように。

GachifloZ
oooxxx