綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

Happy Tommorow -Nina


おはようございます。今日はお休みです。
お仕事が忙しくてここ三日ばかり日記をお休みしました。

何年にも渡り溜めに溜めてヘドロとなった年貢を一気に納めたのである意味気は楽になりましたが、あまりにこれまで溜めつづけてきた期間が長かったのでそれが吐き出された今、どこか居心地が悪いです。おしりがむずむずします。「ああ、どうしよう!」という不安感がないなんて5年ぶりくらいなのでなんか変な感じです。清々しいというのともちょっと違う。罪悪感でもないし後悔でもない。うーん。やっぱり違和感としか言えないなあ。


江戸川乱歩の本を読んでいたら「私はどこに行っても何をしても最初は成果をあげて人々からずいぶんと賞賛されるのだが、長くやっていると決まって誰からも呆れられるようになってしまう。私は出来ないことは楽しいが出来ることは楽しくないと思う性格だからである。」というような事が書いてあって「それ、オレ!オレのことだよ!」と苦笑いしてしまいました。

ただ僕の場合は楽しい楽しくないのもあるんですが、それ以前に他人と接触するのがダメなんです。

誰かに相談したり、お願いしたり、催促したり、あたま下げて買ってもらうとか譲歩してもらうとか許可をもらうとか、だめなんです。そういうのダメなんです。でもお仕事というか社会生活ってそういうのばっかりじゃないですか。

僕は体裁の良い文書なんていくらでも作れるし机上ならどんな困難な課題もクリアしてみせるけど、そこに人間が絡むとダメなんです。普通の人はきっとそういうのを我慢したりうまくあしらったり笑ってごまかしたり、心の中ではコンチクショーと思いながらも互いに助けたり助けられたりしながら社会生活を送っていると思うのですが僕はいつもそこから逃げちゃうんです。
後回しにして後回しにして後回しにして最終的には今回みたいに「はぁー??なんで書類出来てるのにずうっーーっと提出しないんですかーっ!!??極めて不適正ですっ!!」と怒られるのです。しょーがないじゃん、「すみませんが○○の書類を提出したいので近日お時間をいただけませんか」って電話するのに手が震えるんだから!!

どうしてもうまく人生を生きられません。もっとやりようがあるだろうに、いつも同じ失敗を繰り返します。悔やんで悔やんで悔やんで、それでもやっぱり同じ事を繰り返してしまう。なんてダメ人間。欠陥人間。ろくでなし。おかあさんごめんなさい。しょーがないじゃんあたまおかしいんだから!

誰ともうまく話せず、目をまっすぐ見ることが出来ず、そのくせ人の目ばかりを気にして行動する出来損ないの精神的ヒキコモリなんです。消えてなくなりたい。

自分は本当に人でなしで、実社会での僕の笑顔は全部お芝居です。感謝の言葉はどれも嘘っぱちです。深く謝ってても心ではちっとも謝ってません。地下鉄で席を譲るのは自分が「無神経な人」って誰かに思われるのが怖いからです。善意から身体の不自由な人やお年寄り、妊婦さんを思いやってのことではないんです。落ちてるゴミを拾うのも倒れてる自転車を起こすのも全部人の目を気にしてのことです。

僕は人間が苦手です。現実社会では家族と好きな女の人と人形とだけ話して生きていきたいんです。他は誰とも関わりたくない。本当に怖いんです。

さりとて一人で生き抜く財も才も努力する根性すらない今の僕はなんとか日々を送りながら早く定年になって日がな図書館で本を読んだりシルバーパスであちこち観てまわる日を夢見るわけです。定年65歳制なんて冗談じゃありませんよ!55歳でも遅いわ!


それまでこうやって想いを言葉にして精神電波に載せ、拡散するのです。チリのように誰の目にも見えなくなるまで想いを拡散して拡散して分子レベルまで分解するのです。そうすると少しだけ楽になるのです。

若い頃ならともかく、なんでおじいちゃんにここまで近くなって俺はまだこんななんだろう。なにがいけなかったのかな。

GachifloZ
oooxxx