綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

軟弱者のできること

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コンニャクのようにフニャフニャした根性なしで甲斐性なしの軟弱者であるからして、惚れた女性を守ってやることも出来ず、考えることと言えば「笑っていてほしい」とバカなフリ(フリだからな、フリ!)をしてつまんないギャグを言い、くだらない唄を自作して歌う日々である。

どれくらい軟弱かというと、歩きタバコをしている貧相なオッサンがいればすれ違いざまに「チッ」と舌打ちをくれてもやるが、これが怖いヤー公の場合は(脳内で)すばやく脇から背後に周り(脳内で)バックドロップで致命傷を与えてやるのが精一杯という情けなさだ。

ああ、強くなりたい。


家のすぐそばに格闘技道場がある。
総合メインのようだが、柔術コースやらキックコース、ボクシングコースもある。
「女性にも大人気!ボクササイズ」なんてコースもあるが、本当に大人気なのかどうかは知らない。通ってみようかなーと思うが、おじいちゃんに来られても迷惑よねと腰が引ける・・・というのは嘘で、本当は若いヤンキーみたいのにボコられるのが嫌なだけなのだ。

昭和のバカ男児であるからし仮面ライダーやらウルトラマンに憧れ、強くなりたいと柔道を始めたのが5歳の頃。「うちのボクチャンが小学校お受験前に怪我でもしたら大変!」というご母堂の鶴の一声で柔道をやめたのが6歳の頃。

プロレスにハマり、「燃える闘魂」「苦しみの中から立ち上がれ」を擦り切れるまで読み、ひたすら筋トレに励んだのが中学生の頃か。

あれから時は流れ、いまではすっかりボテ腹デゴイチだ。
最近は筋トレしても昔のようにすぐ腹筋が割れることもなくなった。
我ながら実になさけない。

今も昔も強くなりたい。
少なくとも惚れた女を守ってやれるくらいには強くなりたい。
だがしかし。

今のこの状況が現実だ。

何が出来るだろう?
何が出来るだろう?
ただ見ているだけか?
本当にそうなのか?


てなことご立派に考えつつも、やってることはおっぱいマンの日記を書いているのだから人生もうどうしようもない。
本当にどうしようもないのう。

GachifloZ

 

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