綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

オニールのシリンダー

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ロメロおじいちゃんのこと考えてたら昔の事たくさん思い出したよ。

 

僕が子供の頃、インターネットはまだ普及していなかった。
「情報」は主としてテレビから得ており、より深く知りたい時は図書館へ行った。図書館でも得られない(見つけられない)情報は神田の古書店や専門書店を巡って探し求めた。

「オニールのシリンダー」もそうやって調べた記憶がある。
たぶんガンダム月刊OUTあたり→スタジオぬえあたり→ハインラインあたり→ハヤカワSFあたり→同人誌(その頃はファンジンあるいはミニコミ誌と言っていた)あたり・・を行ったり来たりうろちょろしながら調べていたと思う。今じゃGoogle先生にお願いすれば一発だね。すげえな。じぇんじぇんうらやましくねえけど。


筋肉少女帯はもとより、ポルシェやロータス、光と色彩のモネ、シャガールの青、「無駄な音符が一つもない」でおなじみのシベリウスなんかもそうやって調べた。チャリンコがあれば何処へでも行けた。今はおじいちゃんになってしまったので、早くシルバーパスもらえねーかなと思っているがまだまだもらえそうにない。

そういえば絵画よりも音楽よりも映画や本よりも熱く激しく心を蹂躙したエロについては更に熱心だった。当時はネットどころかテレビも一家に一台時代だったしビデオも無かったから紙媒体以外エロは手に入らなかった。捨てられた週刊誌、スポーツ新聞、親父様とご母堂がタンスの奥に隠していた指南本(笑)が世界の全てだった。

おかげで無限の想像力空想力を手に入れた。
今もそれらはたからもの。

今日会社帰りに偶然UFOの光を浴び、特殊な力を身につけたオレ。自在に女子更衣室に潜入し、温泉の女風呂に潜入できる不思議なパワー。その力を使えば時間を止めたり、世界中のお姉さんを虜にする媚薬を発明したり、足が一晩で10cm長くなったり。
将棋や囲碁じゃないけれど、100手先200手先まで妄想出来る。
たまには「企画力」という名でリアル社会でも褒められたりもする。壊れた時計も日に二度は正しい時刻を指し示すというし。


どんなことであれ遠回りは無駄にならない。いや、遠回りを無駄にしてはならない。なんでこんなアホ日記書いてるんだろうと嘆いてはならない。だってこの日記をきっかけに「あっはーんGachifloさんってば抱いてほすぃ~」という女性が現れるかもしれないじゃないか!(現れたことは無いが。)


GachifloZ