綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

ひとり上手な女の子

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ちっちゃかったうちのガールズ1号2号もすっかり大きくなってしまい、後ろ姿だけだとカミさんなのかガールズなのかわからなくなってきました。あな恐ろしや。恐ろしや。ガクガクブルブル。


「いつオレがいなくなってもいいように」と小さい頃から家事全般を教えこんできた甲斐あって最近では洗濯食事掃除と役割分担の押し付けに成功し、僕のすることもほとんどなくなってきました。この感じなら早い時期に家を出てもそれなりに生きてはいけることでしょう、


去年の冬、北海道まで ももクロさんドームツアーに行ってきましたが、おそらくこれが最後の家族旅行になるでしょう。
あれほど皆で行ったディズニーリゾートへもこれからは各自が各自の友人知人恋人たちと行くことになるでしょう。
カミさんも最近は某バンドの追っかけで不自由な身体を引きずりながら毎週毎週全国を一人旅しています。
それでいいのです。


「俺の逆の道を行けばきっと幸せになれる」と教え込んできただけにガールズは二人ともお友達が多く、学校の部活動にも精力的です。おかげで家で僕はひとりきりの時間を過ごすことが多くなりました。

寂しい気持ちがないかい?と言われればそういう気持ちも確かにあるのですが、「これでいいのだ」という気持ちのほうが強いです。

 

ただ、僕の人生の真逆を行く彼女たちに対し心配なこともあります。

それは「ひとり下手」なことです。


僕はこのネジ曲がった性格から「ひとりきりの時間」を過ごすのが得意です。他人に依存することなく自分依存で充実感や満足感を得ることができます。「自分甘やかし」が好きだし、「自分いじめ」も得意です。そしてその中で編み出された「自分がOKならOK」という確固たる信念、肥大化した傍若無人な自意識こそ僕の生きる杖なのです。


これがないとつらいのではないかな、と思ってしまうのです。
誰かに承認されなければ自信が持てないとか、不安になっちゃうとか。感謝の言葉や賞賛の言葉ががなければ自分の価値が無いように思えてしまったりとか。ちっともそんなことないのに。

 

「キミはキミ、それでいいのさ」と僕からニヒルに言われたところで彼女たちの不安はぬぐえないでしょう。
ちょっとそこだけ心配なんだよなー。


GachifoZ