綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

眠れない夜を過ごす人へ

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リハビリ日記

うとうと、ってしてたんです。ずっと。
21時にベッドに入ってニコ生で筋肉少女帯のライブを観て、有料会員じゃないもんですから途中で終わって、そこからさあ寝付けない。結局朝まで眠れませんでした。

Huluで洋ドラをひとつ観て、さあ寝ようと目をつぶるんですが眠れない。「まんじり」というとても卑猥に聞こえるやつがあるじゃないですか、あれが延々と続くんです。

若い頃ならこんな時、「窓の向こうがパアッと明るく光って、カーテンを開けると何故か不思議な力が降り注ぎ僕を日本サッカーの救世主たるスタープレイヤーにしたり、世界最強の格闘家になってプロレス最強を叫んだり、足が20cmくらい一晩で伸びてモテモテのモテ助になりつつ、まいったなー市販のズボンじゃ丈が足りないよアッハッハ~と笑いながら可愛い女の子たちにキャーキャー言われる」という・・・誰もが描く夢の世界に意識を失うまで自らを置くことでいつのまにかすやすや眠っていたのですが・・・。

おじいちゃんになった今では「どんな超人的な才能があるにしてもアラフィフでサッカー日本代表はないよな・・・」とか「足が20cmも伸びたらかえって気持ち悪いよな・・・」と余計なことを考えてしまい冷めてしまうのです。醒めてしまう、と言ったほうがよいでしょうか。

なので、仕方なくもうひとつのバージョンであるところの「透視能力」だとか「瞬間移動」とかの能力を得て銭湯の女風呂や会社の女子更衣室でムッフッフ!という方向へ思念を走らせるのですが、これもさすがにアラフィフとなると様々な経験を積んできましたから「女風呂っておばあちゃんばっかだよなあ」と余計なことを考えてしまい、やはりすっかり醒めてしまうのです。

ああ、昔なら想像の翼でいくらでも遠くへ翔べたのに!
そして遠く遠く果てなく遠いところまで行って意識を失えたのに!


そんなこんなでウトウトしながら「・・まんじりって卑猥なことばだよなあ、漢字でどう書くんだろう」とかくだらないことをぼんやり朝まで考えていたのです(ちなみにまんじりって漢字は無いそうです)。



しかし年の功というか、頭は眠れなくとも身体を眠らせてやることが出来るようになりました。例え眠れなくともひたすら目をつぶり、すやすや寝息を立て、身体を本来寝ている時の姿勢にキープし続けるのです。決してスマホなどいじってはいけません。言うならば身体を騙すのです。ひたすらに。

結構楽になります。騙されやすいオツムの人は身体も騙されやすいのかもしれません。少なくとも「フフフ、身体は休養充分だぜい」と信じ込めれば結構なんとかなるもんです。


さて今日は筋少赤坂BLITZ
オツムも身体もついでに心も楽しんでくるとしましょうか。


GachifloZ