綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて


夢がある。
ほとんど妄想だが夢がある。
そしてそのほとんどは「こうなればイイなー」という勝手な願望である。

古くは道端にきれいな美人女教師が持病の癪で苦しんでいないかなーとか小学生の頃よく考えていた。(もちろん僕が助けて命の恩人的なやつになってウハウハになるところまでがセットだ)

中学生の頃は自宅の下から石油が湧き出て安倍総理がSPぞろぞろ引き連れて「ぜひこの油田を国家に譲ってはくれまいか。お礼は石原さとみちゃんあたりで」と頭を下げにくるとか考えていた。
(もちろんウチがマンションで例え自室直下から油田が湧き出てもそれがオレのものかどうかといった権利関係は無視だ)

おとなになったら、偶然飲み合わせたバファリンとルルゴールドが特殊な化学反応を体内で起こし世界中の美人妻の下着が透けて見えるようになるとか様々なことを考えるようになった。


まあもっと些細なことでもたくさんある。
夕飯がハンバーグだといいなーとか。(作るのオレだけど)
ごまかした会社の書類誰も気が付かなければいいなーとか。
落札したMacbookはせめて電源入ったらいいなーとか。
誰かS.H.モンスターアーツのシンゴジラ2016フィギュア買ってくれねーかなーとか。


・・・って、もっともっと大切なことがたくさんあるだろうに!?オレよ!いい歳していまだに

だって本当に大切な願いはこんなとこには書けない願いだもの。
本当の願いは生命を賭して祈りたい願いだもの。

GachifloZ