綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

おかわりいただけるだろうか

久しぶりの筋少ちゃんLIVEに行ってきました!
いやーLIVEは楽しいね!喉も枯れよとばかりに叫び、拳を突き上げ、もぎれんばかりに首を振ったらそりゃストレスも亜空間までひとっ飛びというもの。ドーパミンノルアドレナリンセロトニンにエンドルフィンが大集合だ。やべえくらいに楽しい。エッチと同じくらいキモチいい。いやマジで。


・・・で、怖いのがアフターなんだよね。あまロス(古いな)みたいなやつ。禁断症状ともまた違うんだけど、寂寥感というかとにかくググっと群馬・・・じゃなくてググッとキモチが下がるんだよね。

38度になった心の体温がLIVE終わりに平熱36.5度に戻ってくれたら別にいいんだけど、どうしても一旦35度になっちゃう。んで、そこからゆっくりと平熱に戻る。このあいだがキツイ。寒くて。とても寒いんだ。

LIVEもエッチも、大きく見れば休日ってのもそうなのかもしれないけど翌日がキツい。
でもだからと言って凍えを恐れてハシゃがないのというのも本末転倒。うーんやっぱりそれはダメだよな。それはよくない。だからググっと体温が下がる時の上手な処し方を身につけておくことがなによりも大切。「呑む前に飲む!」みたいなもん。別にLIVEやエッチが非現実ってわけじゃないけど、日常と非日常の折り合いをつける技術は必要だ。その意味では月曜日ってのは忙殺されるくらいでちょうどいいのかもしれない。ふわーっとしてると悪魔に取り憑かれるような気がする。


閑話休題筋少ちゃんLIVEでオーケンが「今度の新譜は未練・・・未練と言っていいのかな・・・まあとにかく未練とかそういうものについてどの曲も書いていたことに後から気がついたんだよね」(要約)と言っていたけど、これがなんというかググっと来たなあ。「もう51になっちゃったよー」という筋少メンバー本城聡章ことおいちゃんの発言に対しオーケンが「マジでっ?!え、おいちゃんいくつになったのよ!?」と反射的に返したマジボケにもびっくりしたけどさ(笑)。


若いころってのは誰しもが無限に思える果てしない未来をどう乗り切るかを考える。夢とか希望とか目標とか。でもおじいちゃんになると無限に思える果てしない過去にどう落とし前をつけるかを考えるのよ。それは未練であったり、後悔であったり、もちろん栄冠だったり達成感であったりする人もいるだろうけど要するにいいこともわるいことも全部ひっくるめて自分の中でカタをつけようとするんだけどこれがね、結構つらいんだな。つらいというか、重いんだ。重いけどケリはつけないといけない。夢を追うのが大変なように過去にケリつけるのも大変なのよ。

過去のあらゆること、それこそ保育園の頃に見た保母さんのパンチラ・・・じゃなくて夕焼け原風景から暗黒の中高生時代、激動の20代から現在進行形のどよよんゾンビ(初老)に至るまで全てのモニョモニョ人生を整理してきちんと自分の中のタンスに収めなきゃいけない。防虫剤を忘れずにさ。

ま、そうしてきちんとしまってそれからどうすんの?ってのもあるんだけど、それは夢を追い続ける若者に夢を達成してそれからどうすんの?って言ってるような愚問で、いいんだよそんなのどうでも。
若いうちは義務とか強制じゃなく誰しもが夢を描くし、老いれば誰しもが義務とか強制じゃなく過去に対するケジメをつけようとする。ケジメはつかなくとも、整理し咀嚼して受け入れようとする。これは自然の摂理だ。


ま、そーは言っても若者が夢に縛られちゃいけないようにおじいちゃんも過去に囚われちゃいけないと思う。だから気楽にまたLIVE行こうぜ。全国のうら若きおじいちゃん。そして全国のお姫様女王様はどうぞワタクシに綿いっぱいの愛を。


GachifloZ