綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

タオルをいただけるだろうか

こんちは。
手土産はおろか長い人生一度たりともお中元お歳暮の類をいただいたことのない貧民街のGachifloです。


生来のヒキコモリ体質のくせに世間の荒波には揉まれまくっている関係上、手土産を持参した経験というのは数限りなくあります。

学校を出て就職した会社にはどうでもいい客用の「お詫びタオル」なるものがありました。年末年始のご挨拶にご近所に配るような実に安っぽいもので、こんなのもらっても余計にお客さんを怒らせるだけのような気がしますが、それなりに効果はあるようで大抵の「普通の」お客さんは許してもらえました。

ちなみにお詫びタオルにもグレードがあって、「どうでもいい客」はタオル1本巻、「ちょっとうるさい客」にはタオル3本巻となっていました。なんだかなー。


あと、特定顧客(要するに大企業様とかヤー公とか)は臨機応変に買っていいことになっていたのですが、これも3000円・5000円・10000円とグレードがあって「大人の世界はめんどくせえなあー」と常々思っていたものでした。

ただ世間を知らないというのは恐ろしいもので、臨機応変に買っていいとはいえ洋菓子メーカーの社長へお詫びの手土産を持っていく際に和菓子を持って行ったら受け取っていただけないばかりか余計に怒られたことがあります。でも例えば不二家の社長へ謝りに行くときコージコーナーのケーキを持っていくよりいいような気がするんだけどな・・・。
ちなみにその時持っていったのは虎屋の羊羹でした。受け取ってもらえなかったので会社に持って帰ってみんなで食べたのを覚えています。

また、ヤー公の組事務所にお詫びの品を持っていく時には越乃寒梅を持って行ったことがありました。これはなんかとても喜んでもらえました。ヤー公に喜んでもらえて何がいいんだかわかりませんが世の中そんなものよね。


しかし「手土産」というお題で「謝罪のための手土産」しか頭に浮かんでこないオレってやっぱりちょっとかわいそうだよな。「受け取った手土産」なんて発想からしてないんだ、オレ。あー謝罪されたい。タオル1本巻でいいから誰かちょーだい。

GachifloZ


今週のお題「おすすめの手土産」