綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

あと5年。

C-C-Bというバンドのリーダー渡辺英樹さんが亡くなられた。享年55歳。
任天堂岩田聡社長が亡くなられた。同じく享年55歳。

俺よりぜんぜんお兄さんなお二人ではあるけれど、やはり俺の親の世代やじいちゃんばあちゃん世代が亡くなるのとはやはり違った感慨がある。夭逝された人たちともまた違う感覚。なんていうかな、言うなれば「あー次は俺らの番かな」って感じ。


高齢化社会だの超高齢化社会と言われて久しいけれど、思うにこれからの日本はそうでもなくなってくるような気がする。
だって僕らがそんな長生きできるとは思えないもの。現在70歳80歳の方ってのはなんとな-く100歳まで生きるイメージがあるけれど、今40歳50歳の人はヘタしたら60まですら持たない人がとても多いんじゃないのか。

もちろんこんなの全部全く根拠がなくて、要は単なるいつもの妄想。それにかくいう俺も(年齢だけは)立派なアラフィフだ。今は誰より元気に過ごしているけれど、55歳までの人生と考えれば余生はあとアラウンド5年なのだ。

アラウンド5年。
アラウンド・ファイブ・イヤーズ。略してAFY。
別に略しても訳さなくても要するにあと5年。5年だ。

5年前に何をしていたかと思えば、時に西暦2010年。つい昨日のようだ。
逆に言えば5年後なんて感覚的には「明日」となんら変わらない。遠い遠い未来、遥か遠く彼方の出来事と思っていた終末もいよいよ明日なのだ。

「とっとと定年退職して読書と養蜂の日々を送りたい」とずっと願ってきたけれど、もしかしたらそれもかなわぬ夢なのかもしれない。となれば数限りなく収集したチラ写メの消去もこつこつ撮りためた盗撮動画の処分もとっとと済ませなければならない。小学5年生の頃にトイレの天井裏に隠したGOROはまだあるだろうか。


あと何をすればいいだろう。
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特別何もないな・・・。

何もないってのもそれはそれでどうなんだ?とは思うけれど、とりあえずあとはその時が来るまで日々のほほんと好きなことをして暮らそうと思う。もう別に何も我慢しなくていい。思うように生きてやろう。

でもとりあえずは生活費稼がないとガールズとカミさんに怒られるし、働けるのに働かないのもなんかカッコ悪いからとりあえず今は働こうと思う。まがりなりにも働けば誰かがどこかで喜んでくれるかもしれない。

てなわけで残りの5年はお仕事一生懸命がんばって、休みの日には映画観たりお芝居観たりLIVEを観たりぶらり旅行したり。とにかく好き勝手やって楽しく暮らすのだ。


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書いててずっと気になっていたけど、なんか今とぜんぜん変わらない生活だな。
明日終末が来ても来なくても変わらぬ毎日ってのは、それはそれでいいのかもしれないけれど。

GachifloZ