綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

変わりゆく季節


今は水曜日ド深夜。
会社がお休みで暇なのである。
暇な上に雨である。な〜んもやることがないし、ましてや水曜日はレディースデイで映画も観に行けない(マイルール)。だがしかし!こんな暇な時こそ男は何かを為すべきであろうと僕は強く思うのだ。


休日に特段やる事がない時、僕は必ず外へ出掛けるようにしている。宛ては無い。無いけれども、外に出る。とりあえず、出る。出たって意味ねえよなーと思いつつ、出る。

駅まで歩いて頭上の大路線図を眺めては行ったことのない駅を見つけて訪ねてみるとか、普段乗ることのないバス停で行き先関係なしに次に来たバスに乗ってみるとか、無計画上等でとりあえず動き出す。ハタから見たらたんなる闇金取り立てうしじまくんからの逃亡者であろう。

しかし、ややもすると「ああ、こんな所に植物園がある」とか、「ああ、ここから乗り換えればあそこに行けるな、今はどうなっているだろう」とかなんとなーくテキトーな目的が見つかったりする。

廃園された向ケ丘遊園の跡地を訪ねては四半世紀前の夕焼けを思い出したり、国立大学法人東京大学大学院理学系研究科附属植物園、ええい、よーするに小石川植物園をなんとなく歩いては真冬に唯一咲いていた梅を思い出したり、逆に赤坂青山六本木といったヒキコモリの中野阿佐ヶ谷高円寺サブカル野郎には全く縁遠い世界に入り込んで新鮮な衝撃を受けたりと、少なくとも家でエロ動画を見ているよりは100万倍有益な時間を過ごすことができる(いやそれはそれで必要な時間なのだし実際観たんだけれども、男には賢者タイムというものがあるがゆえに何時間も見てはいられない)。

が、たまにはお家で過ごすのも新鮮でいいかなと思ってみた。うしじまくん怖いし。

それならそれで日記に書けるような何かをしようと思うのだが歳のせいかあまり思いつきもせず、またあんまりお金も使いたくなかったのでとりあえずお掃除だのお洗濯してから意味もなく腕立てしたり腹筋したりダンベル持ってシャドー(ボクシング)を繰り返したりして過ごした。完全な自宅警備員である。

放ったらかしにしていた壊れた家電の修理依頼をしたり、クソ久しぶりにギターの練習して指先を真っ赤にしたり、死んでしまって主のいない水槽を片付けたり、つるかめ算を何問も何問も解きまくったり、大人の国語ドリルをやったりしていた。

合間合間には似てないラムちゃん描いたり、お昼ごはんに大塚ぼんごのおにぎりを再現したり、夕飯用にひたすら角煮をとろとろ煮たりと結果盛りだくさんの1日を過ごした。


もちろんそんなにせニートだとしても本心を言えばデートがしたいものである。しかしそこは誠に残念ながらお一人様だ。エブリデイエブリタイム誰とも会いたくないし、話したくないし、それこそ息することすら鬱陶しいんだけど、デートだけは別だ。うぅ〜ん、デートしたい。


ま、毎日毎日お出掛けデートしてたらお金が持たないし、ネタも尽きる。余計な喧嘩をしちゃうかもしれないし
。そう考えるとまあこんなもんか。



週末は熊本遠征でござる。
去年は徳島GOUNNツアー、今年は九州ちびっこ祭り。楽しい思い出作りが出来るといいのだけれど。アハハン。

GachifoZ