綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

愛のままにわがままに僕はキミだけを突きまくる〜あるいは散文詩の朗読


大学1年生の頃、憧れの先輩とデートをした。もちろん女性だ。昔懐かしカフェバー(なつかしーなーオイ笑)に連れて行ってもらって、いろんな話をした。とにかく綺麗でかっこいい人だった。
先輩には当時彼氏がいたけれど、先輩は最後に「わたしはなんにも言わないよ」と僕にささやいた。結局その日はそのままさよならしたんだけれど、もしかしてあの日頼んだらやらせてくれたんだろうか。

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恋をすると胸がいっぱいになる。
今すぐ抱きしめて「大丈夫だよ」と頭を撫でてあげたい。胸に顔を埋めて「大丈夫だよ」と背中をトントンしてほしい。二人で撮った写真は宝石箱。いつまでも眺めてしみじみしていたい。

毎日毎日身体が腐って少しずつ崩れ落ちていくような気がする。ゾンビのように足を引きずりあてどなくどこまでも歩く。今日は頬が削げ落ちて、明日は左目落ちる。それでもあなたはきっと私のほっぺを両手で掴み、「かわいいよ」と言うけれど、その瞬間わたしは誰かにパーンと頭を撃ち抜いて欲しくなる。

不安にさいなまれ、絶望に打ちひしがれ、孤独に怯えながら夜を過ごす。いつか二人で指を絡ませながら眠りに落ちる日を思い描きながら、叶わぬ夢と涙をぼたぼた溢れさせている。

思い切り抱きしめてひとつになりたい。上になり下になり後ろになり横になり身体の芯から突き上げて、境目が無くなるまで溶かしてしまいたい。中にどこまでも吸い上げられ、果ててしまいたい。身体の中からとめどなく溢れさせ、シーツをLCLの海にしてあげたい。

紫色のキスマークをつけてあなたはわたしのモノと世界中に宣言したい。わたしの右の手の甲にわたしの左の手のひらを重ね、ぎゅーと指を絡ませよう。そして左手だけに感覚を集中させるとなんだか手をつないでいる感じがする。このまま寝てしまおう。この眠れますように。このままでいられますように。

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好きな女の人が何故か僕の隣の席で仕事中おもむろに上半身すっぽんぽんになった。僕が目ん玉丸くしてると「だって暑いんですもん。暑くないですか?」と言うから「いや、そうかもしれないけど目のやり場に困るから!」と言って上着を貸してあげた。誘っていたんだろうか。夢の中だけど。

仕事帰りに珍しく会社のシャワールームで汗を流したらさっきの女の子が外で待っていた。なんやかやで一緒に帰ることになって、夜道を二人歩いていたらいつの間にやらホテル街。「これはまさか!」と思っていたら彼女が不意に消えて、僕がきょろきょろしていると今通り過ぎた古い料亭のような店の中からひょっこり彼女が顔を出して手招きをしていた。え?え?と思いつつ中に入るとそこは神社の社の一画で、水天宮よろしく安産祈願やら赤ちゃんの健やかな成長をお祈りしますやらの祈祷を行うところだった。僕はぽかーんとしながら彼女が祈祷を終えるのを木のベンチで待っていた。意味がわからない。まあ夢の中だけど。


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…以上を丑三つ時に目覚めてから夜明けまでの間に一気に書き連ねた。おじいちゃんだというのに中学生男子がノートに書き殴る妄想日記のようであり、高校生女子が綴る妄想ポエムのようであり、女盛りの美人人妻がmixiに投稿するエロ日記のようだ。返す返すもおじいちゃんなのに。完全にビョーキだ。どうかしてる。

夜中に目が覚めた時に日記なんて書くもんじゃないね。とりあえず明日は久しぶりにお気に入りAV「淫語でしゃぶらナイト」でも観よう。

GachifloZ