綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

THE SHOW MUST GO ON ツアーに行ってきた。


赤坂BLITZ筋少ちゃんのライブに行ってきました(・▽・)。ひゃっほう。

近年になく僕が陰々鬱々しているこのタイミングで筋少が4年半ぶりのニューアルバムを出すという、このあたりからしてまあなんとも阿吽の呼吸というか赤い運命感じちゃうわというかなんというかやはり不思議なめぐり合わせを感じます。

筋少とはかれこれ四半世紀のお付き合いだし(単なる客)、今回は霊媒少女のお導きがあんのかどうか知りませんが、「こういうことってあるんだよね〜」と王様のブランチに出てくるニセOLっぽく思いつつ、いやいやどうせならかわいい人妻ちゃんと運命感じたいぜとつれづれに思う今日この頃なのです。

いやあそれにしても昨日のライブも楽しかった。アツかった!ベトベトだった!

開演直前、僕は上手の入口ドア付近で年齢不問(年齢不詳というと怒られる)の元ナゴムギャルのお姉様(おばさまというと殺される)を眺めながらずいぶん前に録音しておいた「デーモン・オーケンのラジオ巌流島・じゃなくてオールナイトニッポン」をiPhoneで聴きながら一人静かにたたずんでいたのですが、暗転と同時に誰かが背中をドン!と押すものだからもう大変!

今日は後ろで観ていよう、大人しくしていようと思っていたのにあれよあれよとグイグイ前に押し流されてしまい、気が付いたらベビメタちゃん言うところの「今日もドセンにト・ツ・ゲ・キw」状態で「これでいいのだあーーーーー!!」「いまに見ておれえーーーーッ!」と声の限りに叫び、拳を振り上げ、頭を振りまくることになってしまったのです。か細いひよわくんなのに!


予想通り新曲「オーディエンス・イズ・ゴッド」から始まり、2曲目は同新曲の「ゾロ目」かと思いきやここでDDT入江選手の入場曲でおなじみ(そうなのか?)の「タチムカウ 狂い咲く人間の証明」が演奏されました。

♪おうら、フザケんじゃねーよ!!(タチムカウ!)
屍 累累!!(タチムカウ!)
むしろ 犬死にの僕ら!!(タチムカウ!)
ああ狂い咲く!人間の証明!!!

・・・ですよ。ええ、ええ、そりゃ狂い咲いちゃいますよ。今の俺ならば。JASRACさんに怒られるっていうから普段歌詞なんて書かないんですけど書いちゃいますよ(ああっまたmixiの時のように「公序良俗に反する」という理由で作者がアク禁になっちゃったらどうしよう!)。


「ムツオさん」も「みんなのうた」も良かったなー。「愛の讃歌」はともかく「恋の蜜蜂飛行」は聴きたかったなー。

陰々鬱々とは言っても実はお仕事の話なので、本当は別にどうということもないんです。たいしたことではない。ミジンコ並みの憂鬱ですよ。

でもやっぱりガールズを養わなきゃいけないし、カミさんの障害年金頼りに扶養家族として生きるってのも男としてどうなのよ?と思うところもあり、ありのぉ〜ままにぃ〜ブチ切れるわけにもいかず、結果悶々としてしまっているわけです。

しかしこういう負の感情の対価としてこうやって好きなバンドやアイドルちゃんのライブに足しげく通えているわけですし、そりゃあ黙ってグッと飲み込まなきゃいけない理不尽なこともあるよなと。そりゃしゃーないよな、言わずもがなだよなと思っているわけです。

んで、そこへ持ってきて今回のニューアルバムに筋少verの「労働讃歌」が入っているというこの超常現象。モルダーとスカリーよんでこい!ってくらい。

かつてももクロさんがその全力少女パワーでもって「働こう!労働の喜びが見つかるかも!」と歌い上げたオーケン詩世界を筋少が今あらためて「働け!労働の喜びは結局見つからないかもしれないけども!」と歌い上げるというあたりがまたなんとも川平慈英ならずとも「クゥーーーーッ!」と言ってしまうところなのであります。個人的に。


いやそれにしても基本日記だから全て自分自身と結びつけて書けるのが楽です。音楽性がどうこうとか「あそこのリフがなんとも」とか全然わかんないもんね。この日記で大切なのは俺がどう感じたかであって、人がどう評価したか、するかじゃないもんね。筋少の音楽性なんてわかんないもん俺。楽譜すら読めないのにさ。「釈迦」のギッタンバッコンだってリズム合わせるのに20年かかった(我ながらひどすぎる)からね!でも、音楽性がわからなくてもリフがどうこうがわからなくても、俺は相当に筋少をわかっている気がするんだよね。

すべからくそうなんだよな。
それでいいんじゃないかな。


ありのままに生きるのはつまんないけど、誰が何と言おうが感じるままに感動し、思いのままに自分を変えていく過程というのは結構楽しいんじゃないかなと思ってるわけです。

お布団に入ると、真っ暗闇の中で「ブーン」という耳鳴りだけがずっと聴こえていました。しあわせ〜。

GachifloZ