綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

パブロフ13号


楽しく、明るく、読んだ人が「バカだな―コイツ」と笑ってもらえるような日記を書きたいと思っているのです。でもなかなか上手くいきません。毎日毎日楽しい出来事ばかりならなんとかなるかもしれませんが、陰々鬱々とした日々の中でそれをするのはなかなかに難しい。

愚痴や不平不満を吐き出すのも日記のありようとしてはおかしくないし、縁もゆかりもない通りすがりの読者の皆様にそんなことを配慮する必要があるのか?とも思います。

でも、やっぱり読んだ後どよーんとさせてしまうようなものは書きたくない。負の連鎖というのは確かにあって、誰かがそれを断ち切らないといけないと強く思うのです。まあなんでそれを俺が?とも思いますが。

いやーんな目にあったとして、それをそのままあるいは増幅して伝えたところできっと誰もしあわせにはならない。もちろん僕がそれを抱え込んで他の人につなげなかったからといって、読んでくれた人がしあわせになるわけでもない。ただただいろんな意味で「バカだな―」と思われるだけでしょう。

でもそれでもやっぱり、負の感情を誰かに伝える気にはならない。


僕はゾンビ映画が好きで、特に「ドーン・オブ・ザ・デッド」という作品が好きなのですが、「この世は地獄、たとえ生き延びてどこかへ逃げたとしても結局そこも地獄」という真っ暗すぎるテーマであっても、それでも生きのびようとする姿というのはある意味強く生きようとする人へのメッセージだと思うわけです。そういう日記ならいい。でも、今の僕が書いてしまいそうなのはそういうものではなく、ただひたすらに「ああ地獄だ地獄だ嫌になっちゃうぜ!」というその繰り返しにしか過ぎず、ゾンビ映画というよりはただひたすらに理不尽に殺されていく人々だけを淡々と描くスプラッタムービーみたいなものなんです。きっと。

なんていうのかな、そういうのもある面では負を連鎖させることで「あー、誰かをぶっ殺したい衝動にかられるのは私だけじゃないんだ」という安心感?みたいなものを散布しているのかもしれないんだけど、「みんな我慢してるんだから私も我慢しよう」みたいに思えて非常によくないと気がするんですよ。まあ負の感情だからもともと良いわけがないんだけど。


だからさー、バカだなあと笑って下さいな。難しい事考えずにさらっと読み流していただいて、PCなりスマホなりを閉じた時になんとなく「あんなバカでも明るく生きてるんだからあたしももう少し生きてみようかな」みたいな、そんなふうに感じてくれたら嬉しいっす。



筋肉少女帯の新譜発売記念LIVEから帰ってきました。
超絶に暴れてきました。それについてはまたあした。

GachifloZ