綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

筋少vsBABYMETAL


筋少とベビメタちゃんの対バン(?)LIVEに行ってきた。

とにかく個人的に神がかり的な組み合わせというか、例えるならばふなっしーがディズニーランドのスーパードゥーパージャンピンタイムにこっそり出てしまったかのごとく、ギャオスやバイラスがハリウッド版ゴジラにプロデューサーの勘違いで間違って出てしまったがごとく、同じメタル(?)ながら自分の中では決して交わるはずのなかった二組のマイ・フェイバレット・アーティストの共演が実現してしまったのだからそれはもう興奮するなというほうがどうかしている。

いつもはおじいちゃんたちが古式ゆかしき学園天国のコールアンドレスポンスを繰り返している壇上で、まばゆいベビメタちゃんだちが熱く激しく歌い踊っているのだ。
もう僕は彼女たちがとにかく可愛くて可愛くて仕方なく、あまりのかわいさにおじいちゃんだというのに今日もドセンに突撃した上、IDZではあの狭いO-EASTを西へ東へ駆け抜けあやうく天国までころがりながらリフトアップされてしまいそうになってしまった。

まあ強いて苦言を呈すれば筋少は客も演者も四半世紀もの長きにわたって歩んできたバンドであるからして、ヘドバンにせよギッタンバッコンにせよ一糸乱れぬ熟練の動きが当然であるのに対し、ベビメタちゃんはヘドバンギャー以降に限ってもワンマンはわずか10回程度しかやっていないわけであるからそういったムーブの統一がまだまだ取れていない。

しかしなんてったってベビメタのオーディエンス層は普段ペンラを振った手が隣の客と当たっただけでそれまでウリャウリャ言ってたむくつけきお兄ちゃんが「あ、す、スイマセン!」と言ってしまうようなかわいい子たちなのであるからして、筋少フリークのおじいちゃんおばあちゃんたちは決して眉をしかめることなく統一の無い動きに対しても大目に見てやってほしい。


対バンLIVEの宿命ではあるけれど、内容的には圧倒的な濃さであったものの尺的には若干物足りなく、もっとたくさん見ていたかったなあと思った(死んじゃうけど)。アンコールもなかったし。
まあベビメタちゃんがダメジャンプ一緒に飛んでくれたからいいや。


オーケンが彼女たちを「孫のようだ」と言ってたけど、やはりオーケンと同世代のおじいちゃんとしてはまさにそれが実感で、ももクロさんへの想いがよく「運動会で娘を応援する父親の気持ち」とか言われるけれど、ベビメタちゃんへの想いというのはそれすらすっとばして「育てることになんの責任もない孫をひたすら溺愛するおじいちゃんの気持ち」だ。
とにかくかわいいかわいいと言っていたい。
それくらいかわいい。

おじいちゃんは満足でありんす。
生きてさえいればいいことがあるね。

GachifloZ