綾鷹カワウソ妄想譚

一生涯の愛をこめて

総武線各駅停車


こんにちは。
紅白の出場者が発表されましたね。
この事について昨日一昨日とそれはそれはダラダラダラダラと長い雑文を書いたのですが、どうしてもまとまらず(一冊の本になってしまうほどだったので)結局全部封印することにしました。だってどんなに言葉を連ねてもこの喜びをきちんと伝えられそうにないからです。全く自分の文才がうらめしい。溢れ出るこの思いが止まらない。まあ事程左様に嬉しいのです。発表でこうなのですから本番はどうなっちゃうことやら。まあそれはそれでしあわせなことか。

その発表の日は雨でした。
わけあってガールズ1号が車椅子生活なもので毎日祖父母らと手分けして小学校の送迎を行っているのですが、これが結構大変なのです。だってすごい坂の上に学校があるんだもの。おまけにランドセルがクソ重い。なんで小学生ってのはあんなクソ重い荷物を背負わされるのでしょう。アレがなければ日本人の平均身長は確実に10cmは伸びていると思います。ましてや雨ともなればこれがもう、つらい。雨、ランドセル、車椅子。これはもうつらすぎる。なんたる荒行なのかと思ってしまいます。
ただそれでもかつてカミさんがまだ車椅子生活だった頃に2号をおんぶして1号をカミさんのひざに乗っけてたくさんの荷物を車椅子にくくりつけて雨のディズニーシーをえっちらおっちら隅から隅まで歩きまわったあの日!あの日に比べればどうということはないッ(T▽T)!!せめて坂の無いランドならよかったのになー。うるうる。

ちなみに僕は雨女のカミさんと違って神がかり的な晴れ男なのです。カミさんがいない所では「肝心な時には必ず雨が止む」という誰も知らない黄金伝説爆進中なのです。今回も小学校に着いた途端横殴りの雨が霧雨、いや霧雨とすら言えないようなしっとり具合になりました。そして無事お迎えを済ませ家に着いたら再び横殴りの雨。ううぬ、自分の才能が怖い。怖すぎる。そしてこの強烈な運と才能の無駄使いっぷりったらどうでしょう!ヨッ、太っ腹!

家に着いてから僕だけ学校に戻りました。ガールズの担任と個人面談二本立てがあったからです。ガールズについては特に心配事がなんにもないので、ひと通り小学校の徹底的なバリアフリー無視っぷりへの文句だけ垂れまくって再び家に戻りました。黒板をホワイトボードにする前にやることあるだろうって。子供なんて怪我するのが日常茶飯事だし、うちはまだいいけどもし学校側の不手際で車椅子になった時にそれでも全て保護者対応で自宅から三階の教室までの送迎を毎日やれと言うのかと。保護者だって車椅子の保護者は父兄参観すらできないわけで、このご時世にそれでいいのかと。今日の明日でエレベーターつけろとは言わないけれど、駅の階段などについている昇降機ぐらいだったらなんとか設備整備補助金でももらって数年以内に付けられないものかと。申請して却下されたならその記録を残して取り組みだけでも公開したほうがいいんじゃないのかと。「そんなの校長に言ってヨ」と思ってるんだろうけど、現場のことは予算を作る人間にはわからないし、予算のことは現場の人にはわからないって毎度おなじみのシステムのままでいいのかと。まあそういったことをやんわりと。「やんわりと」ですよ!・・・いやネチネチとだったかなー。よほどの新設校でなければバリアフリー完備の小学校なんて無いのは知ってるけどさ。だったらなおさら先駆的な取り組みをしなきゃと。日本の首都の更に中心部の小学校なんだからさと。・・・今頃ブラックリストにでも乗ってるんだろうなー。オレもモンスターか。ぱみゅぱみゅか。


面談を終えて帰宅して、今度は整形外科へタクシーで通院。なんたる忙しさ。平日だというのに大変な混み具合で、結局リハビリ含め2時間もかかってしまいました。夕飯作り間に合うかな、何にしようかなと僕は待合室でつらつら考えていました。

待合室のテレビにニュースが流れました。
これ以上ない満面の笑みでZポーズを決めている女の子たちが写っていました。僕はほろほろと涙を落としました。そしてガールズに「今日の夕飯はお赤飯にしようね」と言いました。
とても美味しかったです。

GachifloZ
oooxxx