ももクロちゃんからのお見舞い品

若かりしころはちっとも気付かなかったのだけれど、良いことと悪いことはいつも変わりばんこにやってくる。もちろん良いことが続く時もあるし、悪いことばかりが続く時もある。でもやっぱり長いスパンで見ると最終的には同じボリュームでやってくる。だからどんな日々であっても決して、やっぱり、悲観することはないように思う。

だからと言って絶望していけないとは思わない。泣くときは泣けばいいし、怒りに任せて自暴自棄になるのもいいだろう。悔しくて切なくて辛くてヤケになるのは悪いことじゃない。もちろんそれで誰かを傷つけてはいけないと思うけれど、誰も傷つけない生き方なんてありゃしない。絶望を楽しめるようになるのも困りものだけど、そんな考え方があることくらいは知ってたっていい。

昨日もいろいろあった。わけあって今、家族の1/2がハンディキャッパーだ。さらに残りの1/2の半分は小学2年生だ。たまらん。でも家の中は笑顔で包まれている。なぜなら俺がアホだからだ。俺がバカをやって、みんなが笑う。くだらないことを言って怒られる。おっぱいの歌を作って風呂で歌っては女どもに「やめなさーい！」と言われる。でもいいじゃないか、カミさんと会話がないことと俺が悪夢に毎晩うなされること以外は平和な家庭そのものだ。サザエさんちにもまるちゃんちにもしんちゃんちにも負けないくらい明るい家だ。

痛い痛いとか障害者だから仕事を回してもらえないとか話題は悲惨なものばかりだけれど、それでもわずかに訪れる喜びを精一杯かみしめて、一の喜びを百の喜びとして捉えて笑顔を噛みしめる。ガールズ2号が100点取ったら万歳三唱だ。ガールズ1号が誰かに優しい言葉を掛けてもらったらありがたくって国家斉唱だ。夜中に悪夢で飛び起きて気分が悪くなりベランダに出たらオリオン座がきれいで号泣だ。そんな毎日だ。そんな毎日だ。

昨日家に帰ると宅急便が届いた。ももいろクローバーZのファンクラブからだった。まーたカミさんがグッズでも買ったのかとおもったが、本人は覚えがないという。シャレで「お見舞いじゃねーのか？サイン入りポスターとかさ」と言ったらみんなが「んなわきゃあない！」とタモさんふうに言いやがる。
ところがどっこい開けてみたら本当にサイン入りポスターが入ってるじゃないですかああああああ！！！

だがしかし！冷静に考えてみればももクロちゃんが我が家の苦境を知って送ってくれたとすればこれはこれでなんたる個人情報流出！ホワイトベレー軍団恐るべし！

だってポスター以外なんにも入ってないのよ。何かのキャンペーンで当選しましたとかさ。なんにもないのよ。で、Twitterやらまとめノフやらいろいろ調べてようやくわかったのが9月のももクロちゃんUstream。その中でももクロの名物マネージャー川上さんの「サインを失敗してしまったこのポスターは全国の誰か運の良い方にプレゼントしましょうかね」という発言を発見したのです！その時にしおりん、れにちゃんがモニターの向こうで手にしているまさにそのポスターがこれだったのです！おおおお！俺ってスゲー！厳密にはガールズ2号ちゃんあてだったけどここは大局的に見て俺のモノじゃああああっ！！

ポスターをフレームに入れて家族四人で記念撮影をしました。僕は買ったばかりのギャラパーを着て写真に写りました。みんな笑顔でした。みんな笑顔でした。
ありがとう、ももクロちゃん(とKマネさん)。
明日また、生きるぞ！

GachifloZ
oooxxx